6月13日、麻生音楽祭に参加してきました。
平野淳一『秋風の中で』より「海」「おやすみ子供たち」、高田三郎『遙かな歩み』より「機織る星」の三曲を歌ったのですが。

結果は……近年稀に見る不出来だったと、お叱りを受けてしまいました(泣)。
昨年のコンサートのあと、アルトとメゾの中心的なメンバーが休団、その後入った新団員が6名。
どうしてもコンサートのときのようなまとまりにはなりません。
コンサートのときにくらべ、たった3曲なのだからと、取り組み方にも甘えがありました。
そうしたことすべてが、歌に出てしまいました。

音楽祭のあと、さらに4人の新入団が決まっています。
30名を越えるという、わが団としては初めての大所帯になりますが、そのうち3分の1近くにあたる10名が新団員なのです。
これはもう、コンサートのときの響きやまとまりをとりもどすというより、新たな音をつくりだしていく必要があります。
それぞれの団員が、心して努力を重ねていかなくてはならないでしょう。

さまざまなことを考えさせられた音楽祭でした。


先生方のコメント

 市川倫子先生
ローズピンクのバラが咲いているようです。
発声も自然で、言葉もていねいに表現され、美しいハーモニーでした。
ピアノの音色は大変きれいでした。
ただしフォルテの声はもう少し研究して下さい。
スケールの大きい合唱団になって下さい。

 岡田有弘先生
平野さんのなつかい佳曲を久しぶりに聴かせていただきました。
良く団として声がそろっています。キレイです。
指揮者の教え方が良いのだと思います。
平野さんのたゆたうような歌のミリョクが良く表現されています。
フレーズを次のフレーズにかけていくことができると、曲のまとまりがもっと出ると思います。
高田先生の曲は、団員の持ち味とよくマッチして感動的に作り上げています。
やはりフレーズの最後の声を次のフレーズにかけていくとより良いと思います。


丁寧な講評をありがとうございました。


〔過去のレポートへもどる〕

〔トップページ〕